破れ饅頭/景観用語事典

事務局の方が事務所にいらっしゃいました。手みやげは延岡の「破れ饅頭」です。ありがとうございます!
「破れ饅頭」をいただくのは二回目です。ひとつひとつ小さな小箱にはいっていて、饅頭のパッケージデザインとして珍しいように思います。サイコロキャラメルほどのサイズでかわいい所と、「お土産ですが、、」と紙袋からひとつひとつ取り出される箱をながめつつ「いったい何個もらえるのかしらん」と邪心をくすぐられてしまう所が気に入ってます(?)。

また本の話です。小さいほうは中村良夫さんの『風景学入門』。工学的なアプローチから文化にもとづいた意味論的側面まで、風景を語るための作法がたくさん詰め込まれている本です。面白く読める部分もあるのですが、私にとってはちょっと難解でうまく頭にはいらない部分がある本でした。また現代の景観工学における位置づけがつかめないこともあり、どういう姿勢で読めばよい本なのかよくわからない本でもありました。門外漢が手をつける本じゃないのかもなあとあきらめていたのですが、昨日、ふと、前に買っておいた『景観用語事典』に手をつけて読んでみたところ、するすると『風景学入門』やその他の景観工学関係の本の内容が頭の中で整理され、一気に構造化されたような気がしました。延岡駅にも近い日向駅の監修をされた篠原修さんがまとめられた本ですが、さすがです。建築畑の私でもわかった気になりました。この本なら延岡のことを考えるための肥になりそうです。さっそくプロジェクト担当スタッフ2人に「必読じゃ」と渡しましたが、はたして彼らはついてきてくれるのか?がんばるんだYamanenと.h!

inui