気になるお店

延岡で気になるお店が徐々にふえてきました。まずは、、、

三共食堂です。『ひむか77景』という淡彩画集にも掲載されている祇園中通りを象徴するお店とのことですが、まさに『絶滅食堂で逢いましょう』(なぎら健壱)ではないですか! 木目調デコラ貼のテーブルが並ぶインテリア、昭和なメニュー、ちょっと甘ったるい味付け、働いている方々の手慣れた動き、テレビの音、そしてお客さんが新聞をばさばささばく音、そうしたものが一体的に迫ってくる感じがたまりません(以上すべて妄想)。かなり好きです。次、絶対伺います。狙い目はチャンポンでしょうか。

近くには評判のイタリア料理屋もありました。おいしいお店というのは不思議なもので、植物が生き生きと生育しているケースが多いですね。料理を作る時に必要とされる能力と、植物を育てる能力は近いものがあるのでしょうか。こうして写真をとっていたら、おしゃれで雰囲気のある若い女性がお店に入っていきました。ううむ、評判は確かかもしれません。次回いきましょう。

手入れの行き届いた植物と窓枠の青、そして中に入っているかわいいコーヒー缶、さらに「メロンパン完売」が絶妙なマッチングをみせるヨネモトさんもいいですね。お金をかけている感じじゃないのだけどすごく雰囲気がよい。こういうお店はショッピングモールには絶対つくれないですよね。やっぱり日光や空や店主の生活と共にないと、こうした当たり前なのだけど幸せな雰囲気はなかなか出せない。そのすばらしい例かと。祇園中通りにあります。

もうひとつ。山下商店街にあるヘアサロンです。これもかわいい!木製の滑り出し窓がいいですし、大きさがバラバラなのも素晴らしい。色が北欧風だからか映画の『かもめ食堂』という感じでほのぼのします。しかし、かもめ食堂風(つまり北欧風)はこうした商店街にも違和感なくマッチするのですね。色とか素材が日本の昭和にも通じるからなのでしょうか。その辺りに気づいた感じで商店街の雰囲気を現代的に楽しめるようなお店がふえると、若い女の子達もやってくるのかもしれませんね。女子は雰囲気が大事ですからね。まちづくりを考える「おじさん達」は気をつけないといけませんね(おばさんたる私も含め)。

inui