ととろ
延岡市の南に土々呂という場所があります。読み方は「トトロ」です。海山川が非常にコンパクトにまとまっており、非常に雰囲気が良い場所で、気に入っておられる方が多数おります。そんな土々呂の様子をいくつか紹介します。
土々呂駅です。小さな待合所と大きな木だけで出来ている駅です。
土々呂には雰囲気の良いお店がたくさん点在しています。またそれらのお店は新築ではなく、リノベーションによる建物です。
これは「KANAYA」というイタリアンレストランです。元々庭だった場所を増築で内部を広げています。若い女性を中心に非常に人気のあるお店です。オーナーは延岡市中心の川中にある雰囲気の良いバーも経営されています。そちらも若い人を中心に賑わっています。
「petanpatan」という衣類や布を販売しているお店です。古民家を改装してお店にしています。
「petanpatan」から30mほど離れた場所に「コニファー」という雑貨屋さんがあります。写真左が「petanpatan」で奥に見える赤い屋根の建物が「コニファー」です。
「コニファー」です。ボーリスの設計した民家を改装しています。
「コニファー」からさらに30mほど路地を進むと、「ひまゆい」というカフェがあります。三店舗の中でもとりわけ古い建物です。
「ひまゆい」の2Fの部屋です。非常に天井高が低く、おそらく2000mmぐらいしかないのではないかと思います。置かれている家具のスケールがよいのでしょうか。まったく圧迫感は感じません。
「petanpatan」「コニファー」「ひまゆい」これら三店舗は同じオーナーさんの経営です。三店舗ともオーナーさんの個性、センスが十分に伝わってきます。
面白いのは、三店舗が一本の路地沿いにあり、それらが少し離れて建っているという状況です。この距離が周辺の街の雰囲気を作り出しています。全てを一カ所に集中させ同じ建物に詰め込むのでもなく、車が必要なほど店同士が遠い訳でもありません。徒歩圏内に点在するというのが、肩の力を抜いた状態で街を良くすることができるのかなと感じました。
yamane