d&department

先週の日曜日、半分個人的に半分仕事で、ずっと行ってみたかったd&department東京へ行きました。
ご存じの方もたくさん居らっしゃると思いますが、d&departmentを経営されているナガオカケンメイさん(デザイナー)は自分で何かをデザインしてそれを売るのではなく、その地域で既に作られていて長く使いづけられている商品を発掘しそれをお店に並べています。
東京だけでなく、大阪、鹿児島、沖縄、静岡など全国各地にお店を構え、その地域ならではの商品を販売しています。
流行や高級感を追い求めて価値を見いだすのではなく、肩肘貼らずに、その地域の本当に良い物を見抜くという姿勢は、地方都市のまちづくりを考える上でも重要なんだろうなと勝手に延岡の仕事に引きつけて考えていました。

d&department東京は九品仏にあります。なかなかの郊外です。
普通のマンションの1Fと2Fがお店となっており、1Fはカフェ、2Fは家具雑貨屋になっています。

1Fのカフェは席と席の間隔が非常に広く、かつ本棚にはアート系の雑誌や書籍が揃えられており、自由に手にとってコーヒーを飲みながら読むことができます。

ふつうであれば、売り上げを確保するために、席を効率的に配置して座席数を稼ぎ、回転数を上げることが至上命題になりそうなものですが、ここでは長い時間滞在することが許されているような、のびのびした雰囲気になっています。

あまり関係ありませんが、お店の階段も良い感じですw

ちょうどd&departmentのイベント?をやっていたので、渋谷駅に新しくできたヒカリエにも寄ってみました。

こちらも、各地域から集めた商品が並んでいるのですが、そのディスプレイ方法はただのダンボールに手書きで商品名を書いただけのものです。
まちの八百屋と同じ方法でしょうかw
インテリアやディスプレイももちろん重要ですが、それによって商品を良く見せるということではなく、商品そのものを見せるというメッセージが伝わってきます。

yamane