ぼく個人でもできること・・・・・駅まち音楽祭での試み

延岡駅前に、私たち市民活動をするものが、どうやって賑わいを創っていけばいいだろうか。このところ周辺で開かれる商店街主催のイベントに関わる機会があるたびに、私たちが目指すヤリ方のカ・タ・チを探っている。

 25日の「駅前市場音楽会」には、市民協働センターだけでなく私個人レベルで参加してみることにしてみた。
 趣味の鉄道写真撮影で撮り溜めていた写真の中から「電車・汽車のお顔」をテーマに何枚かの大型スプリンターで印刷したパネル(ダンボールで製作)を駅前に持ち込み、JR延岡駅の駅長さんにも協力していただき、子供用の駅長さんと客室乗務員の制服をお借りして、写真撮影会なるものを実行してみた。自分の趣味で駅の賑わいづくりの社会実験ということなのかも知れない。

 駅前広場の隅っこで、個人でやったイベントだったけど、多くの親子連れが訪れ、子どもたちに制服を着せ、写真パネルの前でお父さん、お母さん達が嬉しそうに子どもノベストショット撮っていた。その表情はみんな愉しそうで、とても小さいけど幸せそうに感じて、涙がでてきそうだった。

 人の幸せのカタチや基準はいろいろだと思うけど、たった一人で、手作りでやったイベントでも、少しだけ幸せを感じてもらえた充実感は、いろんな大きなイベントに関わってきた者にとってとても新鮮だったというか、むしろ目から鱗で、駅まちの将来を考えると、こんなゆ・る・くても、人が愉しくなることっていっぱいあるのだと思った。

 これが僕だけでなく、いろんな人が自分の好きなことをパフォーマンスしながら、人々にちょっとした幸福を感じてもらうこと。それを一年中いろんな場面でやれたら、心地よいざわめきを創ることができたら・・・・延岡のまちは、新しい幸福のカタチをつくることができそうな気がしてきた。


fukuda