Delight Town of X'mas〜みんなとまちのクリスマス〜

12/23(日)、「Delight Town of X'mas2012〜みんなとまちのクリスマス〜」と題し、延岡駅前・サンロード栄町・ココレッタ延岡の3箇所で同時にイベントが行われました。

3つのイベントのの内、“マチアカリ”に関しては既に、延岡市民協働まちづくりセンター事務局長からのレポートが上がっていますので、ご参照ください。

もともと、「駅前でキャンドルナイトに合わせて、栄町でも何かやって楽しみたい」という計画がありました。そこに、たまたま同じ日に、駅と栄町の2つの会場の中間でクリスマスライブも行われることが分かり「じゃあバラバラでやるより、何か連携してできたらいいね」…というところからこのイベントは始まっています。


延岡駅前「Delight Kisses Candle Night〜エキアカリとキミの温もり〜」は去年も同じ場所で行われました。キャンドルの炎のゆらめきは独特の美しい空間を作ってくれます。会場内の約1,000個の廃油キャンドルは市民の皆さんの手作りです。また、約200個の灯明もカラフルで、会場内にイロトリドリの光を添えてくれました。キャンドルや灯明を並べて会場を作るのも地元大学生や各種市民団体、個人ボランティアの方々です。

暗くなり始めてキャンドルに火が灯ると、地元で活躍するDJの流す音楽に包まれながら、会場内ははとてもお洒落でイイカンジの雰囲気になりました。訪れるカップル、家族連れ…みんな笑顔で嬉しかったです。


またココレッタ延岡「ココレッタクリスマスライブ〜オトアカリとキミの温もり〜」は県北で活動されているバンドやグループによる野外アコースティックライブでした。

暖かいコーヒーや焼酎を呑みながらまったりと音楽に浸る空間。寒空の下でしたが、終始観客席が埋まっていて賑わっていたように思います。豪華賞品の当たる抽選会も大人気でした。

僕らの小さい頃の原風景に「まつりのべおか」という夏祭りの思い出があるように、このイベントの創りだした風景が今の子どもたちにとっての「あの頃クリスマスの思い出」になってくれれば嬉しいと思います。
今回の3つのイベントはいずれも主催者が「こんな感じだったら自分が遊びに行きたい」を可能な範囲で具現化したようなイベントでした。完全に主催者側が楽しんでいました!でも、それでいいと思うんです。そもそもそこから始めないと魅力的な空間は作り出せないんだと思います。

また、これは内部の話ですが、全体の実行委員会が無い点が印象的でした。いや、正確に言うと実行委員会は存在するのだけれど、実質「連絡会議」程度の役割しか持っていません。
三箇所のそれぞれの独立したイベントの実行委員会が寄り合い、お互いの情報を共有しながらしかし、それぞれの実行委員会がやる事はあくまでも「自分達の場所を自分たちの責任でしっかりつくり込む」ことでした。

そこに共通のテーマ「温もり」というキーワードを設定して、お互いのやりたいことを尊重しながら、例えば”和食・和食・メキシカン”のような事にならないように全体のバランスを調整しました。また、スタンプラリーやフォトコンテスト、総合タイトル設定、合同出資の新聞広告など、3つのイベントが連携して、お互いにとって相乗効果を生むであろう試みも行いました。そうすることで、それぞれの実行委員会は少ない負担で「一つの、ある程度の規模を持ったイベント」を作ることができたように思います。

今回のイベントの進め方は、今後まちなかで「遊ぶ」際の、大きなヒントになったように思います。

tanaka-yu