世代をつなぐ試み。

延岡七夕祭りは、昭和31年以来今年で56回目を数える、九州で最も古い七夕祭りです。山下新天街に金属製アーケードが架かったのを切っ掛けにしてはじまった本来商店街振興のお祭りでしたが、商店街の担い手の高齢化がすすみ、今年から商店街外部からも実行委員を迎え、広く地域振興を目的とした祭りに変わりつつあります。

今年は私と、私が顧問をしているまちづくりサークルの学生も委員として加わりました。

中心市街地には様々な課題がありますが、その一つとして高齢化の進行が挙げられます。我々は高齢者を主体としたまちづくり活動を行ってきましたが、最近、高齢者と子供をつないでいく事を一つの課題と考えています。すなわち、若い年齢層が中心市街地にどうしたら関心を寄せて、可能ならば将来そこで生活していけるようになるのか、です。

七夕祭りでは、学生の企画でお年寄りが子供達に昔の遊びを教えるというコーナーを設けました。

明るいうちにはゴム飛びやおはじきを、暗くなってからもお手玉(延岡では"おじゃみ"と呼びます)やメンコを楽しみました。

紙芝居の読み聞かせもやりました。

試行錯誤がありながらも、世代間をつなぐという試みを模索していきたいと思います。

yamatosh