イメージの向こう側。

えきまちにこんな使い方とか、こんな見かたが出来れば面白いなと考えた事を、とりあえず色々試してみています。

先日、昼に延岡駅を出発する特急に乗る前に、お弁当を買おうと思いました。こう書くと普通は駅キオスクか近くのコンビニあたりで購入したのだろうと思われ勝ちですが、そうではないです。

山下新店街にあるにじ屋さんは美味しいエビカツで最近評判の店ですが、ここではいくつかお弁当なんかを売っています。以前から食べてみたいなと思っていたのですが、丁度いいタイミングなので北小路にある自宅から駅に向かう際に買ってみました。小奇麗にパックされて見た目も楽しいお弁当は300円でした。

で、飲み物も欲しいなあと思ったので、どこかで購入しようと思ったのですが、コンビニとかでは面白くないなあと思い、駅改札の左側にある観光協会のステーションへ。ここで延岡自慢の"ひでじビール"を500円で購入。なんと瓶入りです。栓はどこで開けるの?と思われてしまうかもしれませんが、店に頼むと栓抜きで開けて半分蓋を閉めなおし、その上に透明のカップを載せてくれます。

片手にビールと弁当を持って改札へ。特急に乗りながら美味しく頂きました。食べながら改めて考えたのは、にじ屋で弁当買って観光協会ステーションでビール買って列車乗るのは、JR東日本エキナカと変わらないし、時間的にはもっと短い。こういう、ちょっと"通"なまちの使い方を知っておくと新たな楽しみもありそうです。

この弁当を買った少し前、山下新店街や祇園町銀天街で七夕まつりがありました。今回私は山下の方で実行委員会に関わったという事を前に書きましたが、その第二週目にこんな事を考えてみました、と、いうか自分で考えた訳でもなんでもないのですが、"コスプレを着てみたいけれども着る機会がない"という若い女性達がいらしたので、それでは七夕の時に着てみませんか、というお誘いをしました。

すると、どうでしょう。彼女達がメイド服姿で七夕の商店街を歩くと、様相が一変しました。何だか今までと違った街の見かたを教えてもらいました。

何か違うというか、今あるモノを組み替えてイメージしてみると、その向こう側にこれまでと違う別の何かが見えてくるのではないでしょうか。そんな気がします。

yamatosh