家とお店の混在

前から住宅地と店舗の混在するまちのあり方が気になっていて、1ヵ月前の話なのですが、サンプルになりそうなまち、吉祥寺に行ってみました。

こんな風に、吉祥寺は住宅街の中に、個人商店がぽつんぽつんと散在しています。お店の多くは普通の民家を改装してできていますが、とてもいい雰囲気のお店が多くて、歩いているだけで楽しいです。

どれをみても、もともとは普通の民家。だけどとてもうまくお店に転用されていて、商店主が楽しんでもともとの民家を使い倒している感じがします。住宅街の雰囲気がそうさせるのか、「住む」ことに対するアイデアやライフスタイルを提案するようなお店が多くあつまっているところが特徴的です。そうしたお店はライフスタイルを提案するだけあって、周りのまちの雰囲気も「住む」場所として明るくさせているように感じます。

また、一軒家だけでなく、ちょっと古い感じのマンションやアパートもうまく転用されています。入居しているビルの古さがマイナスイメージになるのではなく、むしろ、お店の雰囲気を盛り上げる背景になっているのがよいなと思います。こうした時代の建物やビルは延岡でもいっぱい見かけることを考えると、吉祥寺のように家とお店が混在する可能性もありえるのかなあなどと想像したりしています。

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