絵本が出版されました。観光案内所+公民館?

突然、宣伝です!乾事務所で制作した絵本が出版されます!「浅草のうち」というタイトルで、平凡社から出ました。


表紙です。


模型をつかって作ったページです。


浅草のまちをミニチュア書割りでつくってみたページです。

以前にとあるプロポーザルでつくった建築の提案(計画のみ、建設はされません)を下敷きにして、絵本の中のお話を展開しています。その建築の用途が「観光案内所+公民館」というものでした。そうです。延岡に提案している内容に似ているのです。ここでも市民のためのスペースと、観光客のためのスペースを分離してしまわないで、うまくその両者の活動をまざりあわせてお互いのメリットを生かすような、新しいビルディングタイプをつくろうとしました。造形レベルではちょっと大胆な形になっていて、この提案を直接延岡に適応することは難しいと思いますが、全く異なるふたつのプログラムを掛け合わせて新しい公共の楽しさを作り出すという点で、同じ問題意識をもって設計をした建物です。

絵本の作り方はとても凝っていて、模型やらミニチュアの書割りやらをつかった写真だけを利用しています。クレイメーション(ピングーみたいなやつ)的な表現への憧れを爆発させてみました。

ぜひお手にとって見てみてください。12日発売です。
浅草のうち (くうねるところにすむところ 家を伝える本シリーズ )

inui